こんにちは。第1子の産休育休中にNHKの朝の情報番組にはまって料理に目覚めたこのはです。
この時期に毎年楽しみなのは梅。梅干しに梅酒に梅ジャムに梅シロップに・・・使い道がたくさんあってうれしい梅が実るこの時期は楽しい!
ちょっと面倒だけど毎年の楽しみになる。そんな梅仕事をご紹介します。
梅干し
梅仕事の中で手間がかかる子No.1なのが梅干しです。市販の梅干しには調味料とか保存料とかがたくさん入ってるので、自分でつけた昔ながらの塩と紫蘇だけで作る酸っぱい梅干しが一番好きです。夏場のお弁当の腐敗防止にも◎
日持ちも最強。私は塩分18%で漬けるのですが本当に何年でも持ちます。現存する最古の梅干しは300年前のものだとか聞いたことがあります。保存食として本当に最強。
材料
- 熟した梅(青梅を追熟させてもOK) 3kg ※傷ができるだけ少ないもの
- 塩 540g
- 赤紫蘇(私はもみ紫蘇を購入します)1袋
作り方
- 熟した梅を水洗いし、竹串でへたを取って焼酎などをまぶして消毒。
- 梅の水気をふき取ってから漬ける容器に塩→梅→塩→梅・・・最後に塩となるように入れる。最後の塩は塩全量の1/2程度。落し蓋をして梅と同量以上の重石を乗せて蓋をする。蓋ができないときは重石の上から簡易的にラップをしましょう。①②が正直一番めんどくさいです。
- 数日で梅酢が上がってきます。全ての梅が梅酢に浸かった状態になったら重石を少し減らしてOK。はじめ蓋が閉まらなかった場合もこの頃には蓋ができるようになっているでしょう。この状態で本格的な夏がくるまで放置します。途中で赤紫蘇を忘れずに投入しておきましょう。
- 梅雨が明けて本格的な夏がきたらいよいよ梅を干す作業を行います。3日連続で晴れる日&仕事が休みで日中自分が在宅の日を狙って干します。梅干し用のでっかいざるに梅同士がくっつかないように並べて日が当たって風通しがいいところに置きます。わが家はあまりよくないですが車の屋根の上とかに置いてます。朝から外に出して、昼すぎに一度梅をひっくり返します。日が落ちたら家に取り込み。2日目も同様。3日目だけは朝から翌日朝まで外に出しっぱなしでOKです。
- これで晴れて梅干しの完成です。保存容器に入れて3か月後くらいからが食べごろです。ちなみに梅と一緒に漬けていた赤紫蘇は、これまた非常にめんどくさいですが1枚ずつ広げて天日干しすることでゆかりふりかけを作ることができるのでやる気がある方はぜひチャレンジを。
梅酒
梅酒はお手軽にできる梅仕事なので超おすすめです。果実酒は密造酒にはならないので安心して自宅で楽しむことができますよ。
材料
- 青梅(熟したもの、傷があるものでもOK) 2kg程度
- 氷砂糖 1kg
- 果実酒用ブランデーorホワイトリカー 1.8L ※ブランデーがおすすめ
作り方
- 青梅を水でよく洗い水分をふき取ってへたを竹串でとる。蜜みたいなのが出てる場合はよくふき取る。
- 4Lの果実酒用保存瓶に梅→氷砂糖→梅→氷砂糖→・・・となるように入れていく。全部入れ終わったらブランデーを注ぐ。これでおそらくちょうどいっぱいになると思いますが、もし梅が余るようならジャムにしましょう。
- 氷砂糖が溶けるまで毎日容器を優しく振り混ぜる。
- 砂糖が全部溶けても梅からはエキスが出ているので容器の上下で糖分濃度が変わってきます。なので梅がしぼんでくるまでは数日に1度は転倒混和するのがよいでしょう。
- 何か月か経って梅がしわしわになったら完成です。すぐに飲みたいところですが可能なら1年くらい待つとすごくおいしくなるのでおすすめです。発酵が進んで酢にならない限りいつまでも保存できます。実家には10年物とかが普通にありました。
梅シロップ
梅シロップはわが家は住環境の影響かなぜか必ず発酵するのでここ数年は作ってません・・・前の家では同じやり方でも問題なく作れていたのですが。一応作り方をご紹介します。
材料
- 青梅(なるべく傷が少ないもの) 1kg程度
- 氷砂糖 1kg程度
作り方
- 青梅を一晩水につけておく。
- 竹串でへたを取ったら焼酎をまぶして消毒し、水気をふき取る。
- 保存瓶に梅→氷砂糖→梅→氷砂糖→・・・最後に氷砂糖となるように入れる
- 翌日には梅から水分がでてきて氷砂糖が溶けてくるので、できるだけ早く梅が浸かるように容器を優しく振り混ぜる。
- 梅が全部シロップに浸かったら、梅がしわしわになるまで放置して出来上がり。梅を取り出して保存しましょう。梅はカリカリ梅的な感覚でポリポリ食べるとおいしいです。冷暗所で数年持ちます。
梅ジャム
市販のジャムに慣れている人には少し癖がある梅ジャム。酸味があって美味。ヨーグルトとよく合います。砂糖をケチらないのがおいしく作るコツです。
材料
- 熟した梅(青梅を追熟させたもの、傷があるものでもOK) お好きなだけ
- 砂糖 梅と同量
作り方
- 梅を水洗いしてへたを取る。傷ついた部分はこの時に取り除く。
- 鍋に梅を入れてひたひたになる程度の水を入れる。
- 沸騰するまで中火、その後弱火で15分程度ゆでる
- 火を止めて水を捨てて再度鍋に水を入れてまた捨てる。水に灰汁が浮かなくなるまで2~3度程度繰り返す。
- 梅から種を取り出し果肉だけを鍋に戻す。
- 鍋に梅の果肉と、果肉と同量の砂糖を加えて極弱火で加熱します。
- 砂糖がすべて溶けて、煮詰まってきたら火を止めて消毒した保存瓶に入れて蓋をする。ひっくり返して蓋を下にして置き、そのまま粗熱が取れるまで放置して出来上がり。冷凍で1年くらい持ちます。使う時は冷蔵庫で一晩かけて解凍するか、蓋を開けた状態で電子レンジ600Wで様子を見ながら20~30秒ずつ加熱します。
いかがだったでしょうか?少し手間ですが、心穏やかにゆったりした時間を過ごせる梅仕事。ぜひみなさんもチャレンジしてみてくださいね。
では、今日も最後までご覧いただきありがとうございました!
ABOUT ME
こんにちは、フルタイム共働きで男の子2人を育てている「このは」です。夫は激務で平日と休日の日中はほぼワンオペ状態で悪戦苦闘中。
いわゆる「機能不全家族」出身で、母は私に執着する過干渉タイプの毒親でした。
色々ありましたが今は毎日楽しく暮らしています。
料理とハンドメイドが趣味。やりたいことが多すぎて、時間的に余裕のあるサイドFIREにあこがれて資産形成の勉強&実践中です。